HI-RESO INSTRUMENTS REVIEW #2

2014年 秋iZotopeより、Ozoneシリーズの最新版「Ozone6」が発売されました。
楽しみにしていたエンジニア、アレンジャー、ミュージシャンのかたも多いのではないでしょうか。
Ozone4、Ozone5、と魅力のあるプラグインだったためどんなパワーアップがされているのか?早速試してみました。

Ozone6はマスタリングに必要なEQ,Compresser,Exciter,Imager,Maximizer,などのツールをひとつのプラグインに統合したマルチエフェクトプラグイン。それぞれエフェクト単体での使用も可能です。
マスタリングプラグインと銘打ってあるだけに、比較的シンプルに音圧アップができ、デモやラフミックスの段階で迫力ある音圧で聴かせたいミュージシャンやアレンジャーの方々にも人気のあるプラグイン。前バージョンの「5」の完成度が高かったため愛用者も増え最新版「6」にも注目が集まってます。

まず、最初の印象で大きく変わった感があるのがデザイン。今までのグリーン主体から、大きくイメージが変わりました。最初のうちは前のほうがよかったなと少しガッカリしましたが、使ってみてすぐにこちらのほうが気に入りました。シックでシンプル、いい音がしそう!(PlugInは見た目も重要です)

特出すべきは大きくなったユーザインターフェイス。5に比べ非常に操作しやすい。数字の表示が減りましたね。目で見える余計な情報量がへったため、より直感的に操作しやすく「音」に集中できます。

最大の魅力はたくさんのプリセット群。こちらはやや前バージョンのほうがよかったかな?と思いますがまだ詮索しきれていないのかもしれません。。。こちらの「CD Master」にたすけられた人も多いはず。が、今回の「6」のプリセットは「5」の時のような「かっつり」きまるよりは「ナチュラル」にきまる印象。ここに戸惑う人もいるかもしれません。

新規導入された、「Dynamic EQ」もよりナチュラルに音の質が変わる印象。これはまだ試す時間があまりなかったためこれから研究が必要です。

EQ画面。従来の画面と比較しクールなデザイン。

さて、一番重要な「音」のほうですが。よくなりました、まちがいなく。
今まではマスターに通すと、「あれ、若干音の情報量が減ったかな...」との印象を受けましたがこちらはそんなに感じませんでした。これは生で録音したものの空気感に対して感じることが多いのですが、最近のプラグインはどんどん優秀になってますね(コンピューターとしての処理能力も上がっているの でしょう)。

ダイナミクスは 触った時の音の変化のレスポンスもよく効きもわかりやすいです。イコライザーの音質も良く、最近のfabfilterの製品もそうですがどんどん繊細に効くようになってます。

筆者はMaximizer、Exciterが特にお気に入りでHDDレコーディングの今、どうしても音と音との隙間が多く、馴染ませるのが難しいなか、倍音、リミッティングされた時の音の粉々感?は使っていて気持ちいいです。IRCI、II、III のセレクトや、エキサイター・モードの真空管、Triodeなど本能のままに聞 いた直感に任せて決めてもいいかもしれませんね。これによって音像の額縁も変わってきます。
音の粒子と情報量という意味ではこれからのハイレゾに向けて重要な理念になってくるかもしれません。

試してみた結果、総合的にみてこれひとつでたくさんのことがカバーできるなと思いました。他のプラグインとの併用でもiZotopeの音質の個性があるので威力を発揮するでしょう。
わかりやすい表示、操作のしやすさ、多様な使い方、万能性、はじめて買う最初のプラグインとしてもとてもオススメのプラグインです。

OZONE6 製品情報

JAN:4560263762238
■オープンプライス 市場予想価格¥28,000
国内HP

Credit Editer
- JUN WATANABE
(I TO I COMMUNICATIONS Co.)

Date NOVEMBER 11, 2014