ARTISTS -唄とぬいぐるみを産み出すアーティスト、「唄子」の不思議な魅力-

唄とぬいぐるみを産み出すアーティスト、「唄子」の不思議な魅力

ある時は、心地よく不思議な世界へ誘うような唄ををクラシックギターで奏でる女性シンガー。
またある時は、独創的なデザインでじわじわファンを増やしている、「NINGÖ-crazy dolls-」のぬいぐるみ作家。
そんな多彩な美大出身のアーティスト、唄子さんの魅力に迫ります。

「卒業制作でシンガー"唄子"をプロデュースしたのが始まり」

唄子さんが音楽を始めたのは美術大学在学中。2009年に卒業制作で『くらげ日和』というCDアルバムをリリースしたのが始まりでした。アートワーク、製本まですべて自身で手がけたもので、「唄子」の記念すべき最初の作品となります。

これをきっかけに音楽に目覚め、都内でライブ活動をするためにギターを始め、現在に至ります。今年はマイペースかつハイペースに活動中。二ヶ月に一度のライブの度に『歌集うぶごえ』という新しい音源を作り、ファンを楽しませています。

歌集うぶごえ

※歌集うぶごえはsoundcloudで視聴できます

そんな唄子さんが2011年から始めたのが「NINGÖ -crazy dolls-」通称"ニンギョ"の制作。
ニンギョとは、「少し変わっていて愛おしい仲間たち」というテーマで唄子さんが絵を描き、型紙を起こし、刺繍をし、作りあげているハンドメイドのぬいぐるみです。

ニンギョ

「可愛い」や「奇抜」などといった一言では表せないユニークさ、ハンドメイドとは思えないクオリティの高さは、見た人を釘付けにし、今じわじわと人気を集めています。

シンガーだった唄子さんが、なぜぬいぐるみを作り始めたのか?それは唄子さんとぬいぐるみとの間にあるルーツにありました。

「ニンギョたちときちんと向き合い理解を深めることで、個性的な性格やストーリーが生まれます」

もともとぬいぐるみとは切っても切れない関係で、物心ついたときから親友と呼べるほど仲良しのぬいぐるみが幾つかあったという唄子さん。
20年間連れ添ったネコちゃんというキーホルダーのぬいぐるみは、洗うたびに目が取れて付け替えていたのでその度に顔が変わってしまっていたとか。

「NINGÖ-crazy dolls-」を作ったとき、頭の中にあったそれぞれのキャラクター達ときちんと向き合って、話をしたそう。その後NINGÖの世界に落とし込むことで、表情豊かで個性的なストーリーや性格が完成したそうです。もともと器用でお裁縫が得意だった唄子さんは、次々とニンギョの仲間たちを生み出してゆきます。

そんな唄子さんのぬいぐるみ制作に大きな影響を与えた存在がいます。それがNY発の個性派トイ「UGLYDOLL」。
UGLYDOLLとの出会いによって、世界にぬいぐるみ作家という人々がいることを知り、自身もぬいぐるみを軸に活動してみようと考え始めます。

2011年、最初にぬいぐるみ作家として発表した場所は、歌い手として以前出演していたライブハウス。そこでお客さんの間でたちまち評判に。翌年からONLINE SHOPスプートニクでの取り扱いも始まり、全国へ発信へと活躍の場を広げていきます。

「音楽とぬいぐるみのコラボレートイベントも」

2012年は音楽活動を休止していたため、ぬいぐるみ作家としての活動をメインとしてきた唄子さんですが、今年は音楽活動を再開。最近ではぬいぐるみと音楽を融合する機会が増えてきたそうです。
今年秋には、青山で行われた東京バザールに出展。唄を歌いながらぬいぐるみを販売するという自身の作品のコラボレートイベントを行っています。

「唄子にとって、ぬいぐるみは社会、音楽は精神世界と繋がるための媒体。そのどちらも唄子自身を支え、素敵な出逢いと機会を与えてくれるもの。」唄子さんはそう語ります。

独自の価値観を、音楽とぬいぐるみという2つの分野から発信し続ける唄子さん。異なる分野でありながら、"唄子"というキーワードで違和感なくひとつに溶け合わせ、"唄子ワールド"として完成させられている様子は実に見事。

今後も次々と展開していく“唄子ワールド”から目が離せません!

NINGÖ-crazy dolls- 購入はこちらから

撮影協力
ogawa cafe

営業時間 11:00~21:00(ラストオーダー)
アクセス 東京都三鷹市井の頭1-32-3 2F
京王井の頭線 三鷹台駅北口すぐ
HP

唄子

Credit Products designer
-Utako
Editer
-Maho Nakamura

Date October 18, 2013