CINEMA MUSIC

「恋する惑星」監督:ウォン・カーウァイ

恋に恋していたあの頃。手の届きそうでまったく届くことのない物語に熱狂していた。その作品こそがウォン・カーワイ監督の「恋する惑星」!!

トニーレオン、フェイ・ウォン、金城武、ブリジット・リンという香港映画界のスター競演で日本でも大ヒットした映画。映画好きの友人と「金城武」のこと「きんじょーぶ」とか言って(オリジナルあだ名・笑)やんややんやしてたなー。懐かしい。

この映画を語り合っていることが「おしゃれ」な気がしていたというか。大人ぶりたかった甘酸っぱい時期でした。

ざっくりしたあらすじは、年上でミステリアスな金髪ドラッグ・ディーラーと失恋したばかりの若い刑事。テイクアウトの軽食店で働く女の子とその店の常連でもある警官。香港でスレ違っては出逢う、ちょっと不器用な4人の男女、ふたつの恋を、二部構成で描いた物語。

テイクアウトの飲食店で働く不思議ちゃん役のフェイ・ウォンのベリーショートヘアがとってもキュート。時々フェイ・ウォンが深津絵里に見えるんですよねー。私も影響を受けてベリーショートにしたものの、大失敗という苦い思い出もあったりなかったり。

一昨年だっけな?香港へ行った際、あのセントラルの長いヒルサイドエスカレーターへもちろん足を伸ばしましたよ。聖地巡礼!!ずいぶん寂れた感がなくなっていて、物足りなかったんですけどね。心躍ったなー。香港のイメージはアクション映画より、この映画からの影響が強い。赤と緑と青。それが香港のイメージ。

さてさて、この映画前半のカメラワークをアンドリュー・ラウが、後半のカメラワークをクリストファードイルが担当して降りその鮮やかで繊細なカメラワークは「色彩」として今でも私の記憶に残っています。それに加え、詩的なモノローグが印象強い映画であります。

「その時彼女との距離は0.1ミリ。57時間後、僕は彼女に恋をした」

「その時ふたりの距離は0.1ミリ。6時間後、彼女は別の男に恋をした」

金城武が演じる刑事のモノローグがもうーーーー素敵過ぎる!! 物書きとしては嫉妬するくらいのキラキラした台詞ばかり。

そしてそしてその美しいシーンをさらに彩る音楽が素敵なんです。
フェイ・ウォンが歌う主題歌の「夢中人」もよし。後半パートの重要なキーワードとなるママス&パパスの「夢のカリフォルニア」も痺れます!!
「夢中人」はクランベリーズの「ドリームス」をカヴァーしたもの。
そして「夢のカリフォルニア」は出逢いのシーンで印象的にかかるのです!!
ぜひ、そのシーンは映画をチェックしてください。

ほかにもそうそう、金髪の麻薬運び屋が仲間に裏切られるシーンBGM Dennis Brownの「Things In Life」の歌詞が「人生ってそんなうまくいかないわ」っていうのも 映画好きには有名だそう。

今もなお、色あせないスタイリッシュできゅんきゅんする映画「恋する惑星」(原題:Chunking express 重慶森林)の映画音楽をぜひ耳に残してくださいね。

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Credit
Editer
-Kozuru

Date April 25, 2013